9月10日〜

9月10日
マンゴーって何色?そう訪ねられたらほとんどの人が黄色やオレンジ、赤などと答えるでしょう。でもこの青くて大きい果物はマンゴーなのです。通称青マンゴー。熟れていないマンゴーなんて食べられるの?と疑いますが、フルーツ王国母島では青いままのマンゴーも食します。旬の時期が終わりの今頃、取り残しをいただくことができました。
このまま食べるとやわらかく酸っぱいりんごのよう。その後で鼻腔の奥にマンゴーの香りが漂います。甘―く熟れたマンゴーもおいしいけれど、爽やかな酸味を持つ青マンゴーも捨てたものではありません。また、漬物にしたりもするそうです。マンゴーが育つ南の島でなくてはできない、贅沢な食べ方ですね。
9月11日
気の早いバンジャクロがもう実を実らせていました。
「島名:バンジャクロ」のキバンジロウです。果実は初冬に黄色く熟します。英名はストロベリーグァバといい、食用のため輸入されましたが、今では野生化している侵略的外来種。
しかしグァバのような甘酸っぱさと、たくさんの種子がツブツブと口の中ではじける食感はなかなかの美味です。樹幹はサルスベリに似ていて見つけやすく、山歩き時のおやつにはもってこい。島民には昔から親しまれてきたようです。
小笠原にはもう一つバンジロウ(英名:グァバ)というフトモモ科の植物もありますが、キバンジロウの方がより味が濃く、おいしいとされています。今から黄色く熟すのを楽しみに待つ事にしましょう。
9月12日
 昨日、母島青年会の皆さんが、母島の属島である平島のビーチ清掃を行いました。平島は母島から4km南にある無人島なのですが、珊瑚で出来た真っ白な砂浜と澄み切った海は訪れた者をトロピカルな世界へと引き込みます。300m程あるビーチを20人が1時間掛けて清掃した成果が上の写真。45リットルのゴミ袋は15個以上がはち切れんばかりに膨れ上がり、その他にも大小様々な漂流物を回収することが出来ました。それにしても、写真中央で堂々と横たわる物体、何だかお分かりになりますか?そうです、車のバンパーなんです。何処から、どのような旅をしてこの島に辿り着いたのか分かりませんが、本家本元の車そのものは、今頃何処でどんなことになっているのかちょっぴり気になったりします。そんなのも、島ならではの感覚なのでしょうか
9月13日
 カタマイマイの殻を見つけました。
小笠原は、100種以上のカタツムリが記録され、その80%が固有種というカタツムリ王国なのです。しかし、今その貴重なカタツムリ王国が脅かされています。捕食性プラナリア。貴重なカタマイマイ類を好んで食べてしまいます。この殻の持ち主もおそらくは食べられてしまったのでしょう。
父島ではすでに壊滅的ダメージを受けています。土などに紛れ込んで母島や他の属島への侵入が日々恐れられています。
今日の母島コーナーでも何度か紹介したことがありますが、それでもまだまだ認知度は低く、父島からの土などを落とそうとする意識は低いようです。
日本最後のカタツムリの楽園保護にご協力を!!
9月14日
 本日は、フルーツ好きの方には少々辛いお話です。
上の写真、美味しそうなパパイヤがたわわに実っています。っが、下の方に目を移すと、そこには誰にもその美味しさを伝えることなく、熟れ過ぎて落下した実が映っています。実は、このような光景は母島のいたる所で目にすることが出来ます。内地では大事そうに1つ1つネットに包まれて売られているパパイヤですが、母島ではまるで庭先に実った柿と同等の扱いなのです。また、パパイヤと言えば黄色く熟れたものを食すのが一般的ですが、島では昔から青いパパイヤをぬか漬けにしたり、きんぴらにして食す習慣があるそうです。因みに、現在・、母島ではフルーツアイランド構想が進められており、遊歩道の一角にはパパイヤの他に、バナナやパイナップル、グァバなどの南国フルーツが植栽されています。そのフルーツをもぎ取りながら遊歩道を散歩出来るなんていったら・・・ フルーツ好きの方、是非、母島にお越し下さい。
9月15日
昨日に引き続き、フルーツ大好きシリーズ。
今日は今が旬のグァバです。散策途中に甘酸っぱい香りをたどってみると、たわわに実った果実がたくさん。そして木の下を見てみると、やはりありました。熟れすぎて落ちてしまったグァバの果実。そのまま食べても良し、ジャムやジュースにしても良し、
さらに昔から中国では、血糖を下げる力がある薬用植物として用いられてきました。こんなに色々な利用法があるグァバもフルーツアイランド母島では熟れすぎてしまうのが自然の姿です。
さて、このグァバですが一時は柑橘類の天敵、ミカンコミバエが寄生するとして、伐採が進みましたが、ミカンコミバエの根絶成功により、数株残されています。しかし、実はこのグァバも、侵略的移入種。数株残されたものから、野生化が進まないことを祈るばかりです。
9月16日
 フルーツシリーズも三日目。母島ではフルーツが絶えることがないのです。
さて今日は、これからが旬のドラゴンフルーツです。
発色のいい
ピンク色に黄緑の葉が飛び出している、この不思議な色彩はドラゴンフルーツという名がぴったりで、まるで恐竜の卵のよう。今頃母島では、民家の壁や、フェンスなどいろんな場所で目にすることが出来ます。
サボテンの実で、果肉は白と鮮やかな赤紫色があり、ジューシーなキウィフルーツのような味。そのまま冷やして食すも良し、冷凍庫でシャーベットにしても美味しくいただけます。
そして夜には、果実の極彩色とは反対に、純白の美しい花を咲かせてくれます。
9月17日
 風も無く素晴らしい天気の一日、脇浜から数頭の住人達が旅立ちました。カメ生簀のアオウミガメ達です。ここ脇浜で、3ヶ月にも及ぶ産卵という大きな仕事を終え、さらに3ヶ月をかけて、子供達の孵化と旅立ちも見送りました。
次は自分達の番です。また来年、たくさんの小さな命を誕生させるため、
大海原へ飛び出していきました。
   またいつか脇浜で会おうね。
脇浜からプハーッという息使いが聞こえなくなった日、少し寂しくなりました。
入港日のカメレクチャー・稚ガメ放流は引き続き今月末まで行われています。今年最後の子供達の旅立ちを母島脇浜で、お手伝いしてみませんか。
9月18日
 母島は良いお天気が続いています。乳房山への登頂者も多く観光客の方も島民も思い思いの連休を楽しんでいます。
 先週のことになりますが、9月12日に乳房山の入口付近で謎の三角形の物体が空を飛んでいるが目撃されました。目撃者はバードウォッチャーなので決して鳥ではない!と言っています。どうやら小型コウモリのようです。
 実は1915年にオガサワラアブラコウモリが新種として(1個体のみ)報告されています。日本でよく見かけるアブラコウモリより小型でインドアブラコウモリに近いそうです。その唯一の標本は母島で採取されたとのこと。もしや!
 でも、鳥がなんかの拍子に迷って来てしまうようにこのコウモリも迷鳥ならぬ迷蝙蝠なのでしょう。
 写真が無いので乳房山登頂証明書の写真を使用してしまいました。あしからず・・・・・・
9月19日
 観光協会のデッキで育てているランがみごとに咲きました。美しさを誇示している姿をご覧下さい。
 ランの栽培は難しいとされていますが観光協会のランはほったらかし。園芸者が首をかしげる程です。カトレアの1種だそうですが南の陽の光に映えて本当にきれいです。せっかくですから観光協会のカウンターに飾ることにしました。皆さんをお待ちしていますが、寿命がありますので美しいうちに見に来て下さいネ。