10月11日
 昨日「うん?今日は更新しないぞ」と思われた皆さん、実は観光協会全体がお休みを頂いておりました。おが丸の出港翌日が土日・祝日の場合のみお休みを頂いております。次回からは前日にご連絡出来るように致します。
 さて、10月9日は御獄神社の祭典がありました。御獄神社は農業の神様を祭った神社なのですが、日没と共に島中の人達が境内に集まって来ます。参拝をした人には弁当と飲み物が振舞われ、それを受け取った人は参道の両側に設けられた座敷で一服するという具合なのですが、1時間もしないうちに座敷は埋め尽くされ、気が付くとあちらこちらで宴会が始まっています。島内有志による小笠原太鼓の実演に耳を傾けていると、何やらマイクが持ち出されました。カラオケです。境内でカラオケ!?これも母島ならではの光景なのでしょう。出店が立ち並ぶ賑やかな祭りが多い中、このようにアットホームな祭りに出会うと何だかホッと和んだ気分になるのは私だけでしょうか。次は11月23日の月ヶ岡神社の祭典です。皆さんも一緒に和みに来ませんか?
10月12日
青い空にすっくと伸びているのはアオノリュウゼツラン。脇浜なぎさ公園の入口に数多く生えています。同じリュゼツラン科でサイザルアサがありますが、そちらは昔、葉から繊維をとり縄を作っていました。サイザルアサと比較すると葉にトゲがありなんとなく葉が青みががかっています。葉の繊維も弱く、汁に毒性があるので活用されませんでした。
 有用植物では有りませんが昔の子供たちはこの伸びた花茎が枯れたのを何本か組んでいかだにして遊んだそうです。いかだの真ん中には穴を開けて釣竿を垂らして魚を釣りました。何とも楽しい遊びです。澄んだ海にぷかぷか浮きながら魚を取るなんて南の島の休日の過ごし方にぴったりではありませんか。
 さて、次の休日は「いかだで魚釣り」としゃれましょうか。
10月13日
 これは何に見えますか? 実はこれ、キノコの子供なのです。今朝、突然プランターに植えられたパイナップルの根本から顔を出し、昼には見るからに美味しそうな傘を広げていました。どうやらオオシロカラカサタケのようです。過去に勇敢な人が居て、このキノコを味噌汁に入れて飲んだそうです。その後のことは本人もあまり口にしたがらないようですが・・・。実はこのキノコ、観光協会脇の芝生にも突然大発生することがあります。良い子のみんな、綺麗なものには毒があるから気を付けて。
 因みに、写真奥に映る双葉は全てパパイヤ。果実を食べた際、残った種を蒔いておいたら10日後にはこの通り。フルーツランド母島では1年を通じてパパイヤの収穫が楽しめます。せっかくですからこの苗も株分けして、収穫出来る日を楽しみにすることにしましょう。
10月14日
 これはなんでしょうシリーズにしようと思いましたが分からない人はいいないでしょう。そうヤシの実です。ヤシには色々な種類がありますがこの実はココヤシの実です。先日の台風で落ちてしまったものを集めました。船客待合所にありますのでどうぞご自由にお持ち下さい。
振るとチャポチャポ音のするものにはヤシの水が入っています。音がしないものにはプルプルとしたゼリー状のものが入っていて、そのまま食べてもワサビ醤油をつけて食べても美味しいです。ミクロネシアではアップンと言って食べられています。ヤシ酒ならぬ焼酎のヤシの実ジュース割りもいけますが、母島産のラム酒で割ると格別です。
 かごに入っているものはグアバです。皮ごと食べることが出来ます。中は濃いピンクの果肉にちょっと硬い種が多く入っていますが気にせず食べてしまいましょう。こちらもご自由に!!
早い者勝ちです。 
10月15日
 船客待合所のデッキにプランターや植木鉢をところ狭しとを置いていましたが
、母島を訪れた人が気持ちよく過ごせるようにと専門家に頼んで木製のプランターに南国らしい草木を植えてもらいました。本当は固有植物を植えたいといつも思うのですが環境が違いすぎることと植物は本来あるべきところに生えていてからこそ美しいので断念しています。
 なかなか気持ちの良い空間になりました。黄色い花はバターカップの種類だそうです。クジラのモニュメントの奥にあるアリアケカズラと親戚筋にあたります。
 今度は花よりダンゴにならないようにしましょう。以前はいつの間にかトウガラシを初めとして食べられる葉に置き換わってしまいました。トウガラシはまだありますので欲しい方はお持ち下さい。でも実が付くと同時に鳥達が食べてしまいます。鳥と仲良く分けて
下さいね。
10月16日
 乳房山に登っていると、樹の幹に置かれた大きな皿に出会います。これは鳥の為に設置された水場です。根本に置いてあるペットボトルで皿に水を注ぐと何処からともなく鳥の声が聞こえてきます。待つこと3分。気が付けば周りにはメグロをはじめ、メジロやオガサワラハシナガウグイスなどが数十羽集まって来ています。中には手の届きそうなところまで近寄ってくる好奇心旺盛な鳥も。
 次の瞬間、大きな皿はプールに早代わり。特にメグロは水浴びが大好きで、綺麗に整った羽毛をかき乱しながら交代交代水浴びを楽しんでいます。
 ハァハァと息を切らせながら山頂を目指している最中に、水浴びしている鳥達を間近に観ることが出来たら心も和みますね。 皆さんも乳房山に登られる際には是非この大きな皿の前で足を止め、一服しながら鳥達との一時を楽しんでみて下さい。
10月17日
 海抜463mからの眺めです。ここは小笠原最高峰の乳房山山頂。463mと聞くと一瞬「あれっ?大したことないな」と思われる方がいるかもしれませんが、いやいやとんでもない、海岸線から直線距離300m足らずの山頂から眺める景色はまさに圧巻の一言。細く伸びたデッキの先から下を覗き込むと、そこには吸い込まれそうな蒼い世界が待っています。遥か彼方の水平線まで遮るものなど何もない世界。思わず両手を広げて「タイタニック!」と叫びたくなるほどです。しかし、それは高いところが得意な方のお話。残念ながら高いところが苦手な方、くれぐれもご注意下さい。ガクガクしている膝で急な勾配を下りてくることは大変危険です。
10月18日
 横たわる切り株は「マルハチ」といいます。「何とも面白い年輪をしているな」と思われた方、実はこのマルハチ、固有種の木性シダなのです。奇妙な名前の由来については以前にもご紹介しましたが、なんと、この大形木性シダは周りの樹木と日照を競い、時には12mも幹を伸ばすことがあるそうです。この個体は運悪く遊歩道を妨げてしまったのでしょう、伐採された状態になっていました。
 一方、今日の主役はその上に着生したランやシダ稙物達。どうみても人工的に造形したとしか思えないように絶妙な彩やバランスで根や葉を伸ばしています。 最近では、観葉植物も綺麗に寄せ植えして売られているのを見る機会が多くなりましたが、この自然の寄せ植えを目の当りにすると、そのスケールの違いに驚かされます。
 さてと、ここはひとつ観光協会脇のウッドデッキで”BONSAI”計画でも立てるとしますか。
10月19日
 海岸を彩るグンバイヒルガオが前浜や脇浜に咲き誇っています。グンバイヒルガオという名は葉の先端に浅い切れ込みガあり相撲の際に使われる軍配の形に似ているからです。
 青い海を背景にピンクの花は鮮やかです。昔から海岸の飛砂防止に植えられていました。脇浜のグンバイヒルガオはまさにその目的で植えられたものです。脇浜なぎさ公園は人工砂浜で、東港の深いところから採取した細かい砂で出来ています。そのため風が吹くと砂煙を上げるかのように舞いとび、静沢地区に住んでいる人々を悩ませています。その防止策として植えられたものですが今では素敵な景観を作っています。
 
青い海にはピンクや黄色の花が似合うようです。

10月11日〜