11月1日
 今日から11月だというのに母島の気温は29度。不思議なことに毎年11月の23日の月ヶ岡神社の祭礼から急に涼しくなります。
この便でいらっしゃった小笠原協会ツアーの皆さんは島についた途端、暑い暑いと嬉しいのやらびっくりしたのやらで大騒ぎです。東京を出るときは16度でしたから無理からぬことです。
 さて、集落で舗装道路脇や船客待合所付近でよく目にするこの白い花はセンニチノゲイトウです。一年中花を咲かせています。ヒユ科の植物で、勿論帰化植物です。原産地はブラジルだそうです。人の暮らしと共に様々な植物が入り込んできます。悪さをするものしないもの様々ですが多くは集落近辺にとどまっていますが、なかにはクリノイガやオオバナセンダングサのように範囲を拡大していく厄介者もいます
11月2日
 天気予報では雨の確率午後30%。それがぴったりと当たりました。乳房山に登った方々は途中雨に降られてちょっとかわいそう
でしたが山の中は木々に覆われているのでひどく濡れてしまうことはありません。
 その雨も2時間ほどで上がり雲の切れ目から青い空がのぞいています。水溜りに映った大剣先山を写したかったのですが、残念、コンテナです。
 なんとなく涼しくなってきました。とはいっても半袖、半ズボンで過ごしています。これからはお天気が良ければ暑く雨が降ると肌寒いという気候です。それって普通なのでしょうが1月でもそういった感じで、お天気がよければ暖かいではなく、あくまでも暑いというが母島です。
11月3日
 昨年の母島フィールドブックに次ぎ、母島スノーケリングガイドブックが出来上がりました。スノーケリングポイントの紹介や海の中の地形、よく見られる魚達、カメの話など盛りだくさんです。海の有毒生物も載せました。泳ぎに行くときは必携です。観光協会のカウンターにおいてありますのでお持ち下さい。
 もっと穴場が知りたい人は母島観光協会窓口までお越しください。そっとお教えします。
11月4日
 秋です。キノコの季節です。亜熱帯母島にもにょきにょきとキノコが生えました。ニオウシメジ(仁王しめじ)といいます。その名の通りびっくりするほど大きいキノコです。手前のスケールは3cmではありません。30cmです。島の特定のところに突然出現し島民を驚かせます。
 世界最大の食用キノコと言われていますが島ではあまり食べる人がいませんので競争率が低くキノコ好きは大喜びです。
バター炒め、キノコ鍋、ニオウシメジスパゲッティーとなかなか美味しくいただけます。但し加熱を充分にしないと大変な目にあいます。かつて酔っ払いたちが網焼きにして食したところ生の部分が有り全員腹痛に苦しんだとか。アルコールの相乗作用かもとの声もあります。気をつけましょう。 
11月6日
 海はべたなぎ。お天気もよく最高の日曜日です。来週の土曜日に父島で行われる父母スポーツ交流会の選手たちは練習に余念がありません。また、今月23日の月ヶ岡神社の祭礼の為氏子の皆さんは朝から神社の清掃に汗を流していました。
 観光協会前からべたなぎの海面が続き、1番奥の姉島まで島々がくっきりと見えています。
 母島には姉、妹、姪と女性の親族の名前のついた島々が有ります。明治時代にはそれぞれに開拓がされサトウキビやカボチャなどが栽培された畑がありました。沖港〜姉島〜妹島〜姪島を結ぶ航路があり月に1度ボートが往復していたというから驚きです。

 現在は生態系保護を考え属島利用は慎重に考えなくてはなりません。アノールトカゲなど外来種の侵入など、決してあってはいけないことですね。
11月7日
 船客待合所に置いてある太鼓。気になる方もいらっしゃるかと思います。小笠原太鼓同好会が毎週月曜日と木曜日に船待を練習の場としています。小笠原太鼓は八丈島の太鼓からきています。今ではお互いに独自なものになっていますが小笠原太鼓は八丈から伝わったものと言われています。島のイベントには欠かせないものでお祭などの始まりには必ず「寄せ太鼓」としてリズミカルにかつ勢いよく打ち鳴らします。
 今日は月曜日。夜7時から太鼓の音が響くことでしょう。見学は自由です。ちょっとのぞいてみてはいかがでしょう。楽しい話が聞けるかもしれません。
11月8日
 この間の日曜日、南崎に遊びに行った友人からの報告です。外来生物アノールトカゲの影響でチョウやトンボの姿を見なくなってしまった母島で久しぶりにチョウを見ました。アサギマダラです。
久しぶりに出会えた嬉しさが伝わったのかアサギマダラもなんとなくカメラ目線ではありませんか。
 アサギマダラは渡りのチョウとして知られており、マーキングをして情報を集めている機関があるそうです。北では夏に、南では冬に見られるらしくこの南崎のアサギマダラも海を飛んできたのでしょう。
 なぜかこの日はチョウについていてアカタテハも見られたそうです。その画像はまた明日!


11月9日
 南崎で出会ったアカタテハです。日本のほとんどの場所で夏から秋にかけて普通に見られるそうです。黄緑色のギンネムの葉にオレンジ色が映えてきれいです。
 最近チョウの目撃情報が多いようです。集落のセンナの花に別のタテハチョウの仲間が見られたりアゲハチョウがヒラヒラ飛んでいたと連絡があったりなんとなく楽しい秋です。アノールに気をつけてね。と言い聞かせて見守りましょう。

11月1日〜