12月10日
 このかっこいい男の子達は母島のサッカーチーム「FCフォルサ」のメンバーです。今日のははじま丸で父島との初の練成試合に行くのです。FCフォルサのメンバーは保育園児から中学生まで約20名いるのですが今回の試合には小学4年生以上10名が参加します。父島ではホームステイをするそうですので、サッカーだけでない交流が出来ることでしょう。
 出発前に、それぞれが「シュートを決めるぞ」「チームワークを大事にしたい」など見送りに来た人々の前で元気よく発表しました。頑張ってきてね!
12月11日
 夕暮れの沖港です。漁船も帰ってきました。並んで見える棒はカジキマグロ漁のための浮きです。この浮きの下数百メートルに餌のついた針があり、大きいカジキがかかると浮きが魚に引っ張ら移動してしまうそうです。こういう時は大物がかかっている証拠で、漁師は目の色を変えて浮きを探し回ります。大物が釣れた時の喜びって漁師になった甲斐があるというものでし
ょう。
12月12日
 母島で作られいるラム酒とパッションリキュールのラベルです。
ラム酒はスピリッツでアルコール度数40度、パッションリキュールはアルコール度数12度で女性に人気があります。。
 1800年代に欧米人とハワイ先住民が定住し、島を訪れる捕鯨船との間でラム酒の取引をしていたと記されています。また、日本領土となってからは製糖時の副産物として糖酎が作られ生活の楽しみの一つにされていました。
 今ではおしゃれなラベルを張られラム酒として売られています。
様々なカクテルに利用できますが、やはり島のレモン割が爽やかで人気です。
12月13日
 さぁさぁ、母島もホエールウォッチングのシーズン到来です。最近では母島周辺での目撃情報が次々に観光協会に寄せられいます。昨日は父島からのはははじま丸でなんと合計5つものブローが確認されました。
 残念ながら上記写真は解像度が低いため、これ以上大きくすることが出来ませんが、手前で2頭のザトウクジラがブローしているのが確認出来ます。
 これから迎えるトップシーズンには、母島に居れば誰もが目撃出来るとまで言われる遭遇率。貴方も地上最大の哺乳類が生活を営む壮大な海を体験しに遣って来ませんか?
12月14日
 沖港の桟橋にきれいに並べられた袋たち。この袋はt(トン)袋と呼ばれています。文字通り、1トンの容量を持った巨大な袋の中身は実は全て建設廃材。以前は島内で処理されていた廃材ですが、最近では共勝丸によって全て島外に搬出、処理されています。
 その他にも島外搬出されているものは数多くあります。写真奥に映っているのは古くなった自動販売機や冷蔵庫ですが、ポンコツ車などもその対象だそうです。考えてみれば、毎便届く数多くの物資をこの小さな島内だけで処理していたら、あっという間にゴミの島ですからね。
 こうやって色々な方の力で支えられている小笠原の大自然を次の世代に引き継げるよう頑張らなくてはと再認識した瞬間でした。
12月15日
 母島小中学校のロードレースが行われました。お天気にも恵まれ
今まで練習してきた成果を存分に発揮できたことでしょう。ロードレース中はメインストリートに(?)交通規制がされPTA以外の大人たちも声援を送ります。このような風景を見るたびに島の子供たちは島中の人々に見守られているのだと痛感します。
 いつもは1月に実施されるのですが1月ですと受験生が島を留守にするので全員参加が難しいそうです。全員で望んだロードレース、自己タイム更新できたでしょうか。それより全員で完走できたことは素晴らしいですね。
12月16日
 本日、モニターキャンペーンの第一陣が無事来島されました。写真でモデルになって頂いているのは、最初に観光協会窓口にいらした記念すべきお客様さまです。宿にチェックインするやいなや、ホエールウォッチングの情報集めに窓口にお越しになられました。
 ここ数日でクジラの目撃情報も増えてきました。せっかく貴重な時間を割いて、28時間も掛けて来られた東京亜熱帯です。出来ることならパンフレットの表紙みたいな豪快なジャンプをご案内したいのですが、こればかりは神に祈るばかり・・・。
 5泊6日の旅といっても父島、母島合わせて島泊出来るのはたったの3日。非常に短い時間ではありますが、どうか小笠原の大自然や文化などを身体一杯体感して、帰りのおが丸で「また来るね」とつぶやいて頂けるような旅にして頂ければと願います。
12月17日
 タツノオトシゴです。全長4センチほどですが完全に乾燥しているからでしょう。船客待合所の海を挟んで向かい側にある石次郎海岸に打ちあがっていたものです。
 タツノオトシゴには色々な色や形のものがあるのにタツノオトシゴと言われているのは不思議です。また、形の面白さもさることながら、雄が子供を生むなどという摩訶不思議な生き物のような気がします。

 冬の海、寒くて泳げなくてもぶらっと海岸散歩をすると楽しいものが見つかるかもしれません。流れ着いたものから様々な想像をしてみるのは興味深いものです。さらに調べていくと知らなかった世界が広がります。
 海の散歩も不思議の扉を開けることに繋がっています。
12月18日
 来週はクリスマスの週です。内地ではどこもクリスマスの飾りつけなどで賑やかなことでしょう。クリスマスと言うと寒いイメージですが暖かな南の島も、船客k待合所に小さなクリスマスツリーを飾りました。

 父島では在来島民の方がいらっしゃることと教会もあるのでクリスマスにはミサやキャンドルサービスがあり、素敵な雰囲気です。
 母島では今日、クリスマス子供会が社会福祉協議会主催で行われました。子供たちの歌や吹奏楽、大人たちによる劇やコーラスのプレゼント、ケーキも振舞われ子供たちそれぞれにプレゼントが渡されました。
12月19日
 あ〜 なんと寒い一日でしょう。朝8時にはかろうじて18℃を指していた温度計も、昼過ぎには17℃を下回ろうかという勢い。過去最強の大寒波は本土から1000km以上離れた南国母島にも少なからず影響を与えているようです。
 ところで、昨日もご紹介しました母島のクリスマス子供大会ですが、婦人会の皆さんによって振舞われたケーキは32年前の初開催以来、門外不出?のレシピで同じ味が守られているそうです。母島で生まれ育った子供たちは年に1度口にする変わらぬ味に「懐かしい〜」を連発していました。
 人口450人に満たない母島では、殆どの行事が島全体で行われます。クリスマス子供大会も同様で、0歳〜中学生までの全ての子供たちにはサンタから素敵なプレゼントが手渡されます。今年、幸運にもプレゼントをもらえたのは61名。その中には来年4月に島を離れる中学3年生もいます。何年か後、彼らが島に戻って来て同じ味のケーキを食べた時、故郷を実感するんだろうなぁ。 

12月10日〜