1月1日
 あけましておめでとうございます。
旧年中はご愛読いただき、誠にありがとうございました。本年はさらに内容を充実させるべく、張り切ってまいりますので、昨年同様、よろしくお願いいたします。
 さて、12月31日のNHK天気予報では、限りなく可能性が低いと予想された日本一早い初日の出ですが、しっかりとその姿を拝むことが出来ました。事実、31日夕刻より降りだした雨は勢いを増すばかりで、島民も殆どの方が諦めていたと思います。そんな中、諦めきれない有志によって母島最南端の小富士から望む初日の出がしっかりと撮影されました。
 不安を抱えながら長い道のりを歩いた甲斐がありましたね。新年早々の賭けに見事勝利された方々には、きっと今年一年運がついて廻ることでしょう。
 最後に、貴重な写真を提供してくださった西岡千喜さん、本当にありがとうございました。
 
1月2日
 ごめんなさい。先ずは新年早々皆さんにお詫びを・・・。
実は元旦からインターネットの接続方法が変わったパソコン設定に手間取り、先ほどまでHPの更新が出来ずにいました。
 今年最初の一弾は母島の可愛い3人組をご紹介しましょう。彼女達は「チームとりあえず」の面々。写真奥に写るカラフルな舟を使って行われるカヌー競漕の参加チームです。一見、カヌー競漕とはかけ離れた衣装に見えますが、この競漕には審査員の特別賞が数多く設定されていることを考えると、審査基準を熟知した賢い戦略であるとも言えます。そんな彼女達が受賞した賞はレディース部門第2位。そのタイムは全参加チームの中でも11位でした。41も参加チームがある中で11位とは、実力も兼ね備えたチームだったわけですね。恐れ入りました。
 この他に、海びらきではウミガメの放流や初泳ぎ、子供たちの釣り大会など、様々なイベントが行われ、観光客と島民が一緒になって楽しい一時を過ごしました。来年もまたお会いしましょう! 
p.s.元旦の「今日の母島」はバックナンバーにありますので、そちらも是非覗いて見て下さい。
1月3日
 内地では珍しくない白鳥ですが小笠原では大変珍しく殆ど見ることが出来ません。昨年暮れから見かけたとの情報はあリましたがなかなか姿を見ることが出来ませんでした。その幻の白鳥が元旦の海びらき会場に4羽の編隊で現れました。真っ青な空に美しい姿で飛ぶ白鳥は参加者一同から驚嘆の声とため息が漏れたほどです。
 しばらくなぎさ公園上空を飛んだ後消えていきましたが追跡した人がいます。
撮影された写真からコハクチョウで1羽は顔が黒く幼鳥のようです。2003年父島で衰弱したコハクチョウを小笠原自然文化研究所が保護し無事に集団飛来地へ戻したニュースはまだ耳新しいものですが1991年12月から3月まで母島で越冬していた記録もあります。寒波の影響で南下したとか強風で飛んできたとか諸説ありますが元旦に美しい姿を見せてくれた事は2006年はいい年になるだろうという予感を感じさせてくれました。 撮影者:古道紀子さん
1月4日
 鳥の話題が
続いてしまいますがウミネコが20羽ほど避寒に来ているようです。人馴れしていてご覧の通り人間を見ると集まってきます。きっと餌をもらっていたのでしょう。野性の鳥には餌を上げないように以前から声賭けをしているので母島の迷鳥達はひもじいかも知れません。魚のかけらでもついていたのでしょうか。釣り針が引っかかった個体もいてテグスを風になびかせながら飛んでいます。レスキューの仕様もないので手をこまねいているばかりです。釣り針はきちっと始末しましょう。岸壁にほったらかしにしないように気を付けて下さいね。
1月5日
 島で言うイワシ(サッパ)の群れとメアジの群れが湾に入っています。バケツの中には中型のメアジが8匹イワシが少々。
ちょっとサビキを垂らすとこの通り。今日のおかずが釣れました。折から越冬(?)に来ているカモメ達も群がって飛んでいます。
 イワシとメアジは今盛りの島のダイダイと辛い島トウガラシで食べると美味です。南蛮漬けもなかなかです。南の島の魚は油こそのっていませんが新鮮なプリプリ感が何ともいえず美味しいのです。自分で釣った釣りたてのメアジを食べてみませんか?
1月6日
 固有植物のシマカコソウがきれいに咲いています。自然の中ではなく集落での話です。実は山の中で瀕死状態だった
ものを助けてまた元の場所に戻している人がいます。
 シマカコソウは殆ど見ることが出来ない植物です。しかし条件がよければこんなに可憐な花をたくさんつけるのだと今回分かりました。12月〜1月頃にこのような白い花をつけます。
 助かったシマカコソウ、元の場所に戻っても元気に育って欲しいものです。
1月7日
 ご存知マガモの♂です。母島では冬に渡ってくる個体がいてもほんの2・3羽しか見ることが出来ません。このカモは集落の川でよたよたしているところを保護されました
がこのくらいなら大丈夫だろうと様子を見てから放しました。自分で餌が取れるならそれにこしたことはありません。ここまで来るには大変な距離を飛ぶ事になるので大抵の鳥はお腹がすいて衰弱しています。でも餌さえとれるのなら休息してまた飛び立っていきます。帰りの道中無事かどうかは別としても・・・
 野鳥観察が至近距離で出来る母島ですが渡りの季節はいつも見られない鳥達が来るので大変楽しく双眼鏡が離せません。めったに見られない迷鳥に出会えるのではと、鳥好きにはワクワクの季節です。
1月8日
 昨日父島で武道初めが行われました。海が荒れている中、母島の剣道、柔道をやっている子供たち約20名が父島に渡り試合に参加しました。
船酔いにもめげず、何と優勝し、今日凱旋帰島です。優勝カップが輝いています。昨年の暮れからの朝稽古を重ねての結果です。おめでとう。
 島の子供たちは本当に頑張り屋です。お正月ボケの大人たちも見習わなくてはいけませんね。
1月9日
 昨日の出来事で恐縮ですが1月8日に平成18年小笠原消防団母島分団出初式が沖港で行われました。
離島には消防署がないために島民が消防団の団員として火事は勿論台風、遭難その他様々な緊急事態に備えています。普段は漁師であったり農業をしていたり建設会社員などのおじさんたちがきびきびと作業し、格好よく敬礼をする姿を子供たちは憧れの表情で見ていました。しかし子供たちに人気なのはなんと言ってもこの放水訓練です。わーっと歓声が上がります。普段見られない光景ですから無理もありません。良く見られる光景だったら困ってしまいますね。
消防団のみなさん。今年も島の安全のためによろしくお願いします。
1月1日〜