2月10日
 仕事をしていると、未確認物体が表を通り過ぎた気がしました。何だろう?と思い通り過ぎた方向に目をやると、そこにはウィンドサーフィンのセイルが・・・。しかも長い岸壁の上を滑っていきます。???ナンだ!???
 コンテナの影に隠れて見えなかった下の部分が見えてやっと謎が解けました。乗り手によれば趣味が高じて自作してしまったとか。まったく、この島の人は遊び道具を作る天才です。
 大剣先山から吹き降ろされた東風をセイル一杯にはらませて確認済物体(名無し)は滑るように走り去っていきました。
 明日は週末。そうなれば、今度は本当の?ウィンドサーフィンでサンゴの海が賑やかになります。
2月11日
 樹名板チェックのため乳房山に登りました。今の季節は目を引く花もなくちょっと寂しい山歩きです。その中で鮮やかな実がなっていました。葉っぱがボロボロですがシマクマタケランの実です。ランという名前がついていますがショウガ科の植物で夏の初めに白い花を付けます。このように名前にランとついていてもマツバランやホソバクリハランなどはシダ類です。またラン科なのにツレサギソウにはランがついていなかったりもします。
 植物の名前って一体どのようについたのでしょう。名前でだまされてはいけません。
2月12日
 今年は寒波の影響かカモメが多いとお伝えしていましたが何と珍しいシロカモメが交じっていました。中央上の横向きのカモメです。他のカモメよりひとまわり大きく動作も何となくのんびりしていて「11匹のねことあほうどり」という絵本に出てくるアホウドリに似ています。かまびすしく啼くウミネコと比べると好感が持ててしまいます。
 お正月からお騒がせしていたコハクチョウは父島の自然文化研究所のスタッフや東京都の職員の方々の手で飛来地の福島県まで連れて行ってもらえるそうです。無事に北へ帰るといいですね。新聞だけではなくTVにも出演し、13日のNHKお昼のニュースと夕方の首都圏ネットワークに出演?するそうです。
2月13日
 お陰さまでモニターキャンペーンも大好評のうちに中盤戦を迎えました。既に島全体で満室御礼が出ている日程があることからもその人気ぶりがうかがえます。
 遥々1050キロの長旅をされてきた方々を母島らしくお迎えしようと手作りの歓迎幕を作成していると、いつもの子供たちが集まってきました。
 それから1時間後、出来上がったものが上の写真です。我々が描いたのは字の輪郭だけ。それ以外は全て子供たちがフリーハンドで描いたものです。凄い観察力と想像力ですね。
 個人的にはキャンペーンの「ン」の字の上を滑り降りるのではなく、逆に滑り上がっている女の子が妙に気になります。
2月14日
 先日、車の特等席をご紹介させていただきましたが、本日は何とパンダ君が特等席に乗ることになりました。
 話を伺うと、お役御免で内地に送られるとか。走行距離は12万キロ以上と聞いて驚きです。島中の道をつなぎ合わせても20キロ程度にしかならない母島で、よくもまぁ12万キロも活躍したものです。っと感心していると親切な方が教えて下さいました。「そんな訳ないだろう、あれは内地で充分活躍したものを持ってきたんだ」
 う〜ん 納得です。人間社会では引退前に「お疲れさま」の意を込めて過ごしやすい地域に転勤になる話を聞いたこともありますが、まさか車社会にもそんな粋な計らいがあるとは・・・。
 いずれにしろ、はは丸の入出港時には毎回出動してくれたパンダ君に「おつかれさま」です。
2月15日
 元旦になぎさ公園上空を編隊飛行したコハクチョウは、その後各メディアで取り上げられ、今ではすっかり有名になりましたが、今度は何と南極からコウテイペンギンが遣ってきました。
 っというのは冗談ですが、この人形、実によく出来ていると思いませんか?ほぼ原寸大で作成されたこの人形、実は小学生が学校の授業で作成したものなのです。それも一人で。この他にもカジキマグロやカラフトマスなどが原寸大に近い形で作成されたそうです。
 コウテイペンギンの隣に写る彼は、ひょんなことからこの人形の持ち主になり、まさに今から内地に帰ろうとしているところなのです。本人は手荷物で持ち込もうとしているようですが、どう見ても子供一人分はありそうな人形に乗船料金を請求されないことを祈るばかりです。
2月16日
 久しぶりに”ジュッ!”と音が聞こえてきそうなサンセットを観ました。ここ数日、母島ではこのような夕日を眺められる日が多くなっています。
 「サンセットシアター」と名付けられた島の西側に面した場所には夕日が綺麗そうな日には多くの観光客や島民が集まってきます。観光客の皆さんにはなかなか観ることの出来ない雄大な景色ですが、島民の皆さんにとっては日常的な光景のはず。なのに何故か多くの島民が通うことに最初の頃は疑問詞がついていました。しかし、今となってはその訳がはっきりと分かります。結局、理由などないのです。一日の終わりを実感する最高のシチュエーション、それがサンセットシアターでの一杯!?なんですね。お隣から”プシュッ!”という美味しそうな音が聞こえてきました。
2月17日
 現在、乳房山では案内板や樹名板の付け替え作業が行われています。半永久的に使える金属製のプレートではなく、あえてタマナ(島名)という島に生えている木を使い、ハンメイドで文字を彫ったこだわりの品です。やはり自然素材を使うと周りの風景への溶け込み方が違いますね。
 母島の山はその雄大な自然を出来るだけ身近に感じていて頂くため、また、希少な生態系への影響を最小限に抑える目的で必要以上の遊歩道整備を行っていません。従い、場所によってはどこが遊歩道なのか分かりにくいことがあります。そんな山中ではこの案内板が大活躍します。しかし残念なことに夜光塗料は塗ってありません。日没後は目の前にかざした手が見えないほどの暗闇に包まれますので、入山される際は十分に余裕を持った計画を立てましょう。
2月18日
 父島・母島両島の漁師さんが揃っています。父島から正栄丸がやってきました。ギターの上手ななかっこいい船長です。母島側は秀洋丸船長。今日の漁について話しているのでしょうか。2人とも日に焼けてたくましい顔つきです。といいたいのですが漁師さんは船から降りると大変優しい顔をしています。父島でも母島でも若い乗り子といわれている見習い漁師がいて頑張っています。どなたかそんな漁師の卵のお嫁さんに来ませんか。新鮮な魚も食べられますよ。
2月19日
 静沢にあるカナリーヤシです。小笠原の固有種のヤシはノヤシ(セボレーヤシ)とロース記念館や休憩所の屋根の使用されているオガサワラビロウ(シュロ)だけですが様々なヤシが栽培されています。昔、栽培されてそのままにされているヤシがすっくとのびています。そんなヤシの一つがこのカナリーヤシです。母島にはこの種類は1本だけでしょう。青い空に映えて南国チックです。
 別名フェニックスといえば多くの人が耳にしたことがあると思います。
2月10日〜