6月1日〜
6月1日
 島じまん史上初の雨模様で幕を
開けた今回の島じまんでしたが、フタを開ければ会場内は人、人、人。その中でも南国情緒たっぷりの小笠原ブースは絶えず満員電車状態でした。その多くの人の目的はやはりパッションフルーツ、あれよあれよという間に売れてしまい、両日とも午前中には完売の札が掛かりました。
 しかし驚くのは早かった。2日目の夕方、撤収を始めると何処からともなく人が集まって来ます。何で???と思っていると、次々に外される装飾用の観葉植物の葉に「これ頂戴!」と群がって来ます。そうだったんですねぇ〜 確かにこんなに大きなモンステラの葉やタコの実など内地ではお見掛けすることもなかなか出来ませんからねぇ〜。これも小笠原の特産物?ってことになるのでしょうかね。
 
6月2日
 明日、父島で開催される『パッションフルーツ祭』に先立ち、本日、母島にて『パッションフルーツ品評会』が行われました。今回は箱詰め部門に母島から7軒、父島から2軒、更に袋詰め部門には母島から5軒、父島から1軒のエントリーがありました。どれも各生産農家による選りすぐりの品物だけにパッと見ただけではその甲乙はさっぱり分かりません。しかし、専門家の説明を受けながらじっくりと観察してみると、なるほどなるほど、確かに違いが見えてきます。
 厳正なる審査の結果、目出度く金賞に輝いたのは母島の若手?生産者でした。何と、パッションフルーツを手がけて9年目の初快挙だそうです。道中、色々と苦労があったようですが、今夜ばかりはご夫婦お揃いでとびっきり嬉しい乾杯をされることでしょう。
 その他にも、今年は箱詰め部門の銀賞に父島の生産者が選ばれました。毎年、母島が上位を独占していただけに、こちらも快挙と言えるでしょう。各賞を受賞された方々、本当におめでとうございます。
6月3日
 笑顔のお嬢さんは乳房山登頂記念証発行開始から3000人目の登頂者、竹上千晶さんです。
 乳房山は固有植物観察やメグロをはじめとする野鳥観察に最適な山です。ぐるっとひと回りできるルートがついており、西側と東側の風景の違いや植生の違いなど、興味深いものがあります。勿論頂上からの景色も抜群で、マンタや海亀、季節によってはザトウクジラなどが見られます。山頂からホエールウォッチングなんて、透明度が高い小笠原ならではでしょう。
 3000人目の竹上さんは、おがさわら丸のレストランで働いていらっしゃるそうです。船で見かけたらおめでとうのひとことを。
 2000年5月から開始した乳房山登頂記念証発行は、2年後には4000人に到達します。次回はどなたになるのでしょうか。発行者側も楽しみです。
6月4日
 今日は返還祭実行委員会主催のゲートボール大会が予定されていましたが、午前中の雨で中止となりました。午後から日がさして来たのですがまた直ぐにどんよりとした空模様になってしまいました。そんな中、岸壁でなにか釣れないかな〜と釣糸を垂らしているのは、母島で仕事をして2ヶ月目というお嬢さんです。
 こんな感じにぼんやり釣りをしているのも母島の雰囲気にマッチしています。「母島って沖縄とは全く違って独特ですね。」との感想。のんびり、ゆったりの母島をその通りに過ごしている事を後ろ姿が物語っています。
 何処そこがいいとか何々が素晴らしいとか以前に島の雰囲気がいいのです。そこを感じ取れれば立派な母島びとです。
6月5日
昨日は一旦雨が上がったのに、今朝は4時頃から雷とともに大雨が降りだしました。大きな雷鳴で目を覚ました島民も多かったのではないでしょうか。我が家は窓を開けたまま寝ているので、雨が吹き込まないよう急いで戸締りをしました。風もあったので今日はレインコートを着用しての出勤です。
 雨は午後にはあがり晴れ間も覗きましたが、昨日と同じように曇っています。
 今年は空梅雨ではないかと思っていましたが、本州の入梅に合わせてこちらにも前線が戻ってきてしまったようです。
久々の雨にメグロたちは喜んでいるようでしたが、ニンゲンにはちょっと・・・と言うところです。さてさて明日の天気はどうなることでしょうか?
6月6日
 最近、森の中を歩いていると何処からともなく心地良い香りが漂ってきます。ちょっぴり金木犀を連想させるその甘い香りに吸い寄せられていくと、たわわにぶら下がるクロツグの花に行き着きます。クロツグは樹高2〜4mの比較的小柄なヤシの仲間。しかしその葉は長く3メートルにも及ぶことがあります。内地では寒さに比較的強い観葉植物として人気があるようです。
 こんなに綺麗で香りも良い花のことですからさぞや魅力的な花言葉が付けられているのだろうと思いきや、何処を探しても見当たりません。誰かご存知の方がいらっしゃいましたら是非ご連絡下さい。
 「大切な人の誕生日にこの花で作った手作りのレイをプレゼント出来たら最高だな」そんなことを考えながら魅惑の森を後にしました。
6月7日
 今日の母島は前線の通過をはっきりと体感できる一日でした。午前8時ごろから強まった雨風は、ゆり丸(ははじま丸ドック中の代船)が入港する頃にはさらに激しくなり、大きなうねりに接岸するのも一苦労な状態。案の定、入港直後に流れた防災無線で出港の2時間繰上げが放送されました。ところが、その後も雨風は一向におさまる気配がなく、逆に出港時刻が近づくと最大級の荒れ模様。船客待合所で缶詰になっていた乗船客も目の前に停泊しているゆり丸に乗り込むためにわざわざ大きな荷物からレインコートを引っ張り出しています。
 それから1時間。辺りは強い日差しで温められた雨水が湯気となってユラユラと立ちのぼっています。あ〜 ゆり丸も出港を繰り上げていなければ大勢に見送られて出航できたのに・・・。これぞ正しく”航海(後悔)先に立たず”ってやつでしょうか。
6月8日
 昨日の大雨が嘘のように朝から良い天気です。真っ青な海に平島の姿がはっきりと見えています。靄が全然ないので今夜は星が良く見えるのではないでしょうか。
 さて、写真のほおずきですが、内地で見るものとは少し違っています。まず色。中の実は普通綺麗な朱色をしていますが、こちらは少し緑色かかった黄色です。また、周りの殻に対して大きな身が入っています。
 実はこれ、食べられるほおずきなんです。香りはほおずきそのものですが、口に入れると汁気たっぷり、甘味と酸味がちょうど良く、なかなか美味しいです。
最近は母島でもあまり見かけなくなりましたが、ネットで調べてみたところ内地でフルーツほおずきとして栽培を始めたり、苗を売ったりしているところもあるようです。興味のある方は『食用ほうずき』で検索してみて下さい。
6月9日
本日は湿度が高く、ちょっと蒸し暑い一日でした。
 さて、今日は以前に載せたマンゴーの続報です。
朝の8:00前から1つ1つ丁寧に袋がけをしていました。陽光をたっぷりに浴びて赤くしっかり色づいたマンゴー。今度は鳥に狙われたり、傷がついたりしないように紙袋で覆われます。熟して落ちても大丈夫なように、枝のすぐ下には緑のネットが張られました。
 作業していた人によると、袋がけをして約2週間後には甘く、美味しくなり、出荷できるようになるとのこと。
甘い香りとねっとりした舌触りが魅力の母島産マンゴー。出荷が始まるのを楽しみにしている方も多いでしょうが、お値段は何と1個\2,000程!!味はお墨付き!!! ・・・う〜ん、一体いくつ食べることが出来るのでしょうか。