6月20日
 子供たちが大騒ぎでアノールを持ってきました。何をそんなに騒いでいるのかと思ったら、シッポがふたまたになっているではありませんか。きっとシッポが切れてしまい、再生したのでしょうが、ちょっと余分に再生してしまったのかもしれません。黄色い葉っぱの上で鮮やかな緑が映えています。
 アノールは置かれている場所で色が変化しますが、緑の植木が植えてある植木鉢では、茶色にしようか緑になろうか、どうしていいかわからず足だけ緑、体が茶色というどっちつかずの色でしばらくいます。足は茶色だろうと思うのですが、どうやら足から色は変化していくようです。このアノールはその後子供たちが逃がしましたが、特徴があるので見かけたらすぐにわかることでしょう。
6月21日
 観光協会に綺麗な花が届きました。たくさんいただいたのでいくつかに分けて飾りました。
 営農研で育てている花で、極楽鳥花の仲間です。濃いオレンジで花が小さいほうがプシッタコルム(ヒメゴクラクチョウカ)、黄色い大きな花がゴールデントーチと言います。プシッタコルムの原産地は西インド諸島から南アメリカの湿地帯、サバンナ地帯です。ゴールデントーチはプシッタコルムと別の種を交配して作られたものです。湿気の多くて暑い小笠原で育てるには、ぴったりの花ですね。
夏の太陽のように色鮮やかなこの花はやはり南の島によく似合います。
6月22日
 子供たちが元気よく船に乗り込みました。今日は小学3年生から5年生までが移動教室に出かけます。一体船でどこに教室を移動するのでしょう。なんと!向かい側にある無人島、平島です。漁船で漁業体験をし、平島で1泊。夜はアオウミガメの産卵を観察します。毎年行われているものですが、地元の子供たちの実習勉強なので特別に許可をもらっています。島民といえども決してできることではありません。
 今日は海もベタ凪。きっと素晴らしい星空が見えることでしょう。たっぷり無人島体験をしてきて下さい。
 因みに今日の夕飯はカレーだそうです。
6月23日
 
あっ!危ない!と思わず叫んでしまいました。イソヒヨドリのオスがメスを追いかけて待合所に入って来ました。メスはそのオスを嫌っているようで、逃げ回っています。そしてガラス窓にぶつかってしまいました。
 昨年、待合所付近にいたイソヒヨドリは今日のとは正反対にメスがオスを追いかけ、オスは逃げ回っていました。鳥の世界にも熱烈女性がいるものだと感心していたのですが、本来は今日のようにオスが追いかけるのでしょう。でも過剰な求愛は鳥の世界でも人間の世界でもいけません。
 窓にぶつかったメスは、開けてあげた窓から元気に出て行きました。が、窓の外では件のオスが待ち構えていました。
6月24日
今日は待ちに待った返還祭。櫓を作り、ステージを作ってすっかり準備の整った脇浜なぎさ公園です。
夜店の準備や打ち合わせの為、今は誰もいませんが、日が暮れ始めると続々と人が集まってきます。島民は夜店をやり、演芸大会で出し物をやり、他の店の客になり・・・と大忙しになることでしょう。
 演芸大会ではフラや小笠原太鼓、南洋踊り、コーラスなどサークル活動の成果を発表してくれます。また、青年会のダンスや壮年会の劇もこの日のために練習をしてきています。何を見せてくれるのか楽しみです。
 「今日明日の夕飯は返還祭で食事を・・・」とする宿も多いようです。
島の人も観光のお客さんも、皆しっかり食べて、楽しんでくださいね!
6月25日
 昨日の前夜祭は、母島小中学生による小笠原太鼓によって始まり、大盛況のうちに終わりました。本日は当夜祭。6月中に行われた返還祭スポーツ大会の各競技の表彰式、各種演芸、そして花火大会が行われます。
 東京都とはいえ、ちょっとそこまで・・・で隅田川や東京湾の花火大会を見に、とは行きません。そんな島民の皆さんが楽しみにしている年に1度の花火大会です。「せっかくだから・・・」と浴衣を着る女性たちも多いことでしょう。
 写真では少し解りにくいかと思いますが、四角く囲ったところには仕掛け花火が、その先には打ち上げ花火が用意されていました。
今年はどんな花火が上がるのでしょうか?
6月26日
 1年で1番賑やかな返還祭が終りました。子供たちの可愛いフラ、大人の華やかなフラ、歴史劇、そして夜空一面に広がる花火などなど。
 母島音頭や小笠原音頭の盆踊りで汗を流した後、参加者全員がスクラムを組んで歌う小笠原望郷歌で、今年の返還祭は幕を閉じました。が、皆が楽しみにしている毎年定番のおまけがあります。母島の名物「アドバルーン」が上がなくてはお祭は終わりません。空に浮かぶアドバルーンではなく、初代返還祭実行委員会長が歌う「ああ、それなのに」という英語版付きの歌です。全員の大きな手拍子にのって今年の返還祭は無事終了しました。また来年!!
6月27日
 出港翌日の今日は、ははじま丸が運休となる為、とってものんびりとした雰囲気で、返還祭で混みあっていたのが嘘のようです。
 昨日、たくさんの人を乗せたははじま丸。出港はフラを踊ってのお見送りとなりました。
昨日紹介したように、島の女性たちによるフラのサークルがあります。そのサークルのメンバーが島から出て行ってしまう時には皆で集まり、手作りのレイを送り、お別れのフラを踊ります。そして、出港の汽笛がなると、送られる人は「また、ここに帰ってきます」という気持ちを込めて、レイを海に投げるのです。
 お別れは寂しいですが、またいつか戻る事を思い、送る側も送られる側も笑顔の、素敵な見送りでした。
6月28日
 ここ数日、脇浜なぎさ公園の防砂堤に見慣れないカヤックが泊まっています。
 実はこれ、父島からやってきたカヤックなのです。乗って来たのは父島コーヒー山在住の市野雄一さん。シーカヤックの可能性に挑戦!!ということで、今回が2回目の来島になるそうです。父〜母島間を8時間ほどかけて漕いで来たそうですが、1回目は何と13時間もかかったとか。とても辛そうですが、市野さん曰く、「ずっとバリバリ漕ぎ続けるわけではありません。自転車と一緒で進み始めれば力はそんなに使わないですよ。」また、「海の真ん中では、自分以外は誰もおらず、風も、音もなく、まるで時間が止まったように感じる。そんな景色の中にいられることが最高。」なのだそうです。
 市野さんの次の目標は『カヤックで東京に行くこと』。父母間とは比べ物にならない長い距離で、危険もあるかと思いますが、是非実現させてください。応援しています。
6月29日
 船客待合所付近に咲いているコトブキキクです。1年中花を咲かせているようです。コトブキグクなどとおめでた名前がついていますが由来は調べてもわかりません。外来種として南島ではボランティアによる駆除作業の対象となっています。
 ぎざぎざの亀裂が入った舌状花です。。白いようなクリーム色のようなはっきりとしない色ですが綿毛になったものと一緒に風に揺れている風情はなかなか可憐です。
身近な植物も良く見ると面白いものです。
6月30日
 
何だか得体の知れないものが・・・・と思いきや、アオリイカの赤ちゃんです。ロープの影に隠れているつもりですが可愛い姿は丸見えです。「ちゃんと隠れないと見つかっちまうぞ」「お兄ちゃんこそ丸見えだよ。」などと会話しています。海に落ちた葉っぱの影などに隠れている姿を見ることがありますがこれでは簡単に魚たちの餌食になってしまいそうです。とはいえ、大きくなる冬には、人間達に釣られてしまいます。3キロ、4キロ級を狙ってイカ釣りシーズンは白熱します。
 人間に釣られないようにね。と言いたいのですがアオリイカは大変美味です。
6月20日〜