9月1日〜
9月1日
 9月になって、母島でもいよいよ新学期が始まりました。突然ですが、この場所何かわかりますでしょうか・・・?
実はココ、臨時の理髪店なのです。(お昼休み中)
母島の事情にお詳しい方はご存知かと思いますが、現在母島には理髪店、もちろん美容院もありません。
定期的に父島の理髪店の方が出張して来て、散髪をしてくれています。
今回は8月28日から今日9月1日まで。さっぱりした頭で新学期を向かえた人もいるかと思います。ただ、この理髪店の営業後には、島に同じ髪型の人が増えるという噂が・・・。(あくまでも噂です)
9月2日
 本日の母島は晴れたり雨が降ったりと、不安定でしかも蒸し蒸ししたちょっと不快な天候でした。
9月に入って早々、嫌な物が近づいて来ているからでしょうか・・・。
“猛烈な”から“非常に強い”と、表現はワンランクダウンしましたが、
南鳥島の気象観測の方も硫黄島に非難したとのニュースも流れておりかなり心配です・・・。
そう、台風12号です!母島の漁船も陸に上げられ、漁師さんたちが、入念にロープで固定して
台風接近に備えています。このままだと5日頃がひどい状況になるかな・・・と、予想しておりますが、
ははじま丸、おがさわら丸の運行予定も含め明日ぐらいから緊張の日々が続くのでしょうか・・・?(不安だなぁ)
9月3日
 のどかな島の日曜日です。台風が近づいているとは、とても思えない良い天気で、
風もそれほど強くありません。・・・なんてのん気にかまえていたら、台風の影響を避ける為
明日のははじま丸は、14:00出港予定を朝10:00出港に変更が決定。今後5日、6日のははじま丸は
天候次第との事です。油断大敵です。
ところで、明日、明後日と新宿の西口地下のイベントコーナーで「東京愛ランドフェア」が開かれます。
危険が迫りつつある(?)母島からも人が出向いており、島レモンなどの販売も有るようです。
お時間のある方は、お立ち寄り頂ければと思います。
しかし、台風12号も心配です・・・。
9月4日
 今日は朝から島内放送が鳴り響きました。何事かと思えば・・・、昨日14:00出港予定を朝10:00出港に変更した
ははじま丸が定時の14:00出港に再変更との事。一時は猛烈な台風の直撃か!などと騒いでおりましたが
島民の願いどおり順調に(?)それて行ってくれたようです。
おかげでははじま丸もいつもどおり元気に汽笛を響かせて出港!!明日以降、5日、6日も運行の見込みとの事。
台風に直撃されたら観光協会のある船客待合所のシャッターを全て閉め完全防備で、
臨時休業・・・と思っていましたが、そうしなくても済みそうです。
9月5日
 昨日今日、新宿西口で行われた「東京愛ランドフェア」に立ち寄って頂けましたでしょうか?
小笠原の特産品、買って頂いた方もいらっしゃると思います。
ここ母島観光協会にも、一時は果物屋さんかと思うほどにバナナやパイナップルがあって
観光客のみなさんにご試食いただきました。パッションフルーツの季節も過ぎ、これからは島レモンの時期です!
大きさがわからないと、一見ライムのように見える、このグリーンのものが島レモンです。
酸味がうすいので、そのままでも十分おいしいです。ある方はこれを焼酎に絞って飲むと最高においしい!
と絶賛しておりました。これから小笠原にいらっしゃる方はお土産にぜひどうぞ。
ちなみに画像は、観光協会でも販売している書籍「小笠原自然ガイド」(山と渓谷社 刊)のものです。
実物を撮ろうと思っていたのですが、JAの売店が閉まって買えませんでした・・・すみません。
9月6日
 9月とはいえ、母島はまだ夏真っ盛り。海水浴も真っ盛り。というわけではないのですが、
こちらは船客待合所前、沖港での遠泳の練習風景です。(通常は遊泳禁止です)
今月19日に小中学校の遠泳大会が予定されており、今日はその練習日のうちの1日でした。
波や風にも影響され、プールで泳ぐのと違い、余計に体力を使いますが、
そんな海に鍛えられた島の子供達の晴れ姿をみなさん見に来て応援してあげてください!
本番の泳ぎは19日13時45分頃から15時15分頃です!
(天候により延期の場合もございます)
9月7日
 今日はこれから午後7時より、講演会があります。
9月に入ってから東大小石川植物園の方が、石門 はじめ母島、父島の現況調査に入っており、
その内のお一人小牧義輝氏による講演会です。
“固有種”“外来種”という言葉は内地、特に都会では日常でそれほど耳にする機会はないかと
思いますが、母島では普段の生活の中でも耳にします。
貴重な自然と隣りあわせで生活しているのだなあと実感させられます。
普段お会いできないような著名な先生方のお話を聞く機会も、
ひょっとすると都会に暮らしているより多いのでは
ないかとも思います。それでは講演会を聞きに行って、改めて島の自然の重要さ、
島のすばらしさを実感し、今後の取り組みについて考えてきたいと思います。
9月8日
 こちらのトンボ残念ながら固有種ではありません。広域分布種のウスバキトンボといいます。
南方から風によって飛来するらしいのですが、そういえばあの大きな台風12号が東の海上を
去ったあたりから群れて飛んでいるような気がします。
とまるときは木の枝などにしがみつく様にとまるらしいのですが、なかなかとまらず、
延々飛び続けている習性もあるそうです。
とまらなければグリーンアノ−ルの餌食になることも少ないでしょう。
固有種であるオガサワラトンボやシマアカネなどは、残念ながら母島では見られなくなってしまいました。
昨日の東大小石川植物園の方の希少植物保護の取り組みについての講演会を聞いて、
自然を壊すのは簡単だけれど、戻すことがいかに大変か痛切に感じましたが、
そんな事はお構いなしに、ウスバキトンボの群れが元気に飛び回っている、今日この頃の母島です。
9月9日
 こちらは「ムニンセンニンソウ」。固有種ですが、花期が9月でこれからの時期、乳房山などでも見られる、
つる性多年草です。あるガイドさんのお話では、石門 で開花していたようです。
そして、石門 では固有種で天然記念物でもある「オガサワラゼミ」が盛んにないていたそうです。
このセミもこれからの時期のものですが集落周辺ではほとんど鳴き声が聞かれなくなってしまいました。
激減の原因はグリーンアノールによる捕食が最も大きいとされています。
環境省がこのグリーンアノールの捕獲のためにゴキブリ撮りのような粘着性のワナを仕掛ける計画が
行われるとの情報もあります。グリーンアノール自身には罪はないですが、
効果が上がることを期待せずにはいられません。