10月1日〜
10月1日
 一般的には今日から衣替えですが、南の島ではまだまだ半そで半ズボンで生活しています。これからもしばらく暑い日は続いていきます。
 最近フルーツパーラーのような観光協会ですが、今日は冷蔵庫に入っているアテモヤをご紹介しましょう。釈迦頭(しゃかとう(と言われるアナナとチェリモヤをかけ合わせ、お互いの欠点を補って作られた果物です。
 中にはクリーミーな果肉が。英名でカスタードアップルといわれるのもうなずけます。
 明日の出港前に、皆さんに召し上って頂こうと思います。量が少ないので、終わってしまっていたらごめんなさい。
10月2日
 9月27日、前浜でアオウミガメが産卵した跡が見つかったことはこのページでもお知らせをしましたが、河のそばなので水没の恐れがあり、皆、はらはらしていたところです。小笠原海洋センターに相談したところ、本来なら環境省の許可がないと野生のカメや卵に触れることはできないそうですが、今回のように水没の危険という緊急の場合は保護も必要と、保護の方法について丁寧な指示を頂きました。
 母島小学校の4〜6年生が、移動教室で父島へ行った際、海洋センターの指導でカメの卵の移植を手伝ったそうです。その経験を生かし、今日、前浜で移植作業をしました。掘り出された卵は発布スチロールに入れ、手早く砂をかけます。全部で86個の卵を救い出しました。
 砂浜は子供達の教材です。島の自然は大いなる教育の場です。
 学校で20個の卵を保護します。うまく孵化するといいですね。孵化は2ヵ月後だそうです。
10月3日
 昨日のはは丸出港後、母島観光協会・母島漁協が協力し、向島海岸清掃を行いました。
 島には、波に運ばれ海外からも様々な漂流物が辿り着きます。無人島であってもペットボトルやライター、空き瓶などの人が捨てたものが流れ着きます。平島は1日に青年会の皆さんがきれいにしてくれましたので、今回は向島の番です。台風14号の波によって洗われてしまったようで、海岸は例年に比べきれいだとの事。上陸した8名で1時間ちょっとの作業でしたが、1人1枚渡されたゴミ袋がいっぱいになりました。集めたゴミはボートに乗せて母島まで持ちかえり、分別します。
小笠原のきれいな海を守るため、島民の協力は欠かせません。参加してくださった皆さん、暑い中お疲れ様でした。
10月4日
 またしても船客待合所で“ほったらかし”にされている鉢植えに綺麗な花が咲きました。カトレアです。
なぜか船客待合所の鉢植えは“ほったらかし”の方が立派に育つようです。
南の島育ちだからでしょうか・・・?完全に枯れ木状態になってしまた木々にも徐々に緑が出てきた
気がしますが、そんな幸せな日々も長くはないかもしれません。
いや〜な雲の塊がまたしても下のほうから近づいて来ます。しかも2つも!
明日のおがさわら丸の出港は定刻で決定だそうですが、その先は・・・?来島予定の方はご注意下さい。
10月5日
 どんよりとした雲に乳房山が覆われ、重苦しい雰囲気が漂っています。本日のははじま丸は
定刻より1時間遅れで出港しましたが、「明日入港予定のおがさわら丸で内地に行く方は今日の
ははじま丸に乗船して下さい」とのお知らせが入りました。ということは・・・。
おがさわら丸が着発になる!ははじま丸が明日以降欠航になる!!
様々な憶測が飛び交っておりますが、全ては台風16号次第。また生鮮食料品、パンが
島の商店からしばらく消える事になるのでしょうか・・・。そのうち、
「台風シーズンの母島は、ダイエットに最適!」などと不謹慎な事を言われるようになるかも(?)
10月6日
 おがさわら丸は4時間程の遅れで無事入港。しかし!!!ははじま丸は欠航・・・。
父島まで届いている物資は届かずじまい。明日は・・・、まだどうなるかわかりません。
台風16号もそれてはくれたのですが、母島ではかなり強風が吹いています。夕方の満潮時間と重なり
波が岸壁を乗り越えています。風やうねりは明日も残りそうな気配もあり、物資が届くのは8日頃かなぁ。
今日はレトルト食品で晩御飯を済まそうかなぁ。と思いつつ、吹き飛ばされそうになりながら岸壁で写真を
撮りました。明日は頑張れ!はは丸!!
10月7日
 昨日と打って変わり大変視界のいい日です。久しぶりに乳房山もくっきりと見え、後ろの海には平島、姉島が見えます。
 明日は、ははじま丸も入港し、島に郵便物や日用品、食材が入ります。
久しぶりに牛乳や納豆、パンが食卓に上ることでしょう。物資を船に頼っているので接続便が欠航になると島民はちょっとつらくなります。まして台風後は島の野菜も被害を受けて収穫できません。野草も枯れているし・・・・
 子供達に牛乳が飲ませられると悦ぶお母さん達って、日本広しと言えども小笠原母島ぐらいではないでしょうか。何でも簡単に手に入らない事は、ものを大切にし、工夫して使うことにつながっています。
10月8日
 セイタカシギ 「子供達が勉強しているのがよくみえるわね。」
 ムナグロ   「生徒が少ないからこの学校の子はきっと勉強がよくでき るかもね。外国人の先生もいるよ。」
 セイタカシギ 「台風の風に乗って来ちゃったんだけど、ここはのんびりしていていいとこね。ムナグロさんはお仲 間と
           よくいらっしゃるんでしょ。まだ胸の黒い方もお見受けするけど。」
 ムナグロ   「いつもこの時期から20羽位の仲間と来ているよ。この母島小中学校のグランドや旧ヘリポートが
          お気に入りの場所なんだけど村民会館や観光協会の芝生にもよく出かけるよ。」
 セイタカシギ 「私は前浜が好きよ。川が入り込んでいるところで食事をするの。」
 ムナグロ   「あっ、子供達がグランドに出てきたからそろそろ退散しようか。体育の授業が始まるようだよ。」
10月9日
台風16号の影響でうねりがとれずにいた海も、本日はすっかり静かになりました。
6日のおがさわら丸で4時間ほど遅れて到着したツアーの皆さん方が本日元気にははじま丸に乗り込んで
行かれました。
8日のははじま丸で母島に入られ、乳房山、南崎に別れトレッキング。さぞやお疲れのことと
思いきや、朝一から脇浜で泳がれた方もいたようです。父島滞在中に海に出られなかった分、
めいっぱい母島を堪能していただいたようです。
今夜は穏やかなおが丸の船内で母島のいい思い出の夢をご覧下さい。でも明日の午後には、
また慌しい内地に到着。のんびりした生活が恋しくなったら、いつでも母島に帰って来て下さい!