10月20日
 「それいけ!いかだ大作戦」
海の水がだいぶ冷たくなってきたにもかかわらず、脇浜に飛び込む子供たちの姿が・・・。
近づいて見ると、そこには手作りのいかだがありました。母島小3年生の皆が総合学習の時間をつかって作ったのだそうです。
材料はリュウゼツランの枯れた花茎。花が咲いた後に倒れたもの集め、ロープで縛り、補強の板を打ち付けました。なんでも昔の子供達はこのいかだを作り、沖に出て釣りをしたとのこと。作製には当時子供だったおじいさんも加わり大賑わいです。
 ついに完成したいかだ、皆で乗り込んで楽しそうです。5人全員で乗るのは大変そうでしたが、いかだ大作戦、大成功!!です。
 昨日の午後から母島を覆っていた細かい霧のような雨が、夜半から本格的な雨となって今日の午前中まで降り続いていました。
 このところ週末のたびに台風に襲われていたので晴れて欲しいと皆思っていたのに残念です。
 雨の上がった夕方、西の空を見上げるとちょっぴり明るい青空が顔を覗かせています。明日はきっと晴れることでしょう。
 主婦は洗濯、子供は遊び、そしておじさん達は、台風で飛んでしまった南崎のネコ防護柵の網掛けです。お手伝いしていただける方は、南崎ロータリーに9時集合です。
 お天気がやっと回復した日曜日の午後、皆、それぞれに休日を楽しんでいます。島の釣り名人は、カンパチ狙いで2時間も粘っています。久しぶりに穏やかになった海面に赤い浮きが目立ちます。夕方になるとギャラリーも増え、島の釣り名人が竿を出しているからにはきっと何か釣れるのだろうと同じように竿を持ち出す人もちらほら。名人はここしばらく釣りができなかったからのんびりと糸を垂れているだけなのに。と思いきや名人いわく湾内にカンパチが入っているのだそう。せっかく入ってきてくれたのに釣らなくちゃ魚に悪いだろ?
 もうしばらく粘るそうです。大きなカンパチの写真を載せたいですね。
10月23日
 夏の日差し(もう10月下旬ですが)が戻ってきた母島。本日は倉庫の整理日和という
ことで、汗をかき、蚊に刺されながらの作業を行いました。そんな中、貴重な品が出て
きました。わかる方もいらっしゃると思いますが、ザトウクジラのヒゲです。ヒゲといっても
犬、猫のようにヒゲが生えているわけではありません。口のなかにあり、このひげの部分
でプランクトンなどをこしとって食べるのです。昔はこの“ヒゲ板”、お土産として販売も
されていたのですが、今では島でも持っている人は少なくなっています。
捕鯨が許されていた時代には何てことない物だったんでしょうが、今となっては
かなりの貴重品です! といっても高値で売れるわけではないですが・・・。
10月24日
 立て続けの台風で木々の葉っぱが吹き飛ばされ、緑が減ってしまった母島ですが、
徐々にではありますが、回復してきています。中でも観光協会職員が気にしているのが、
写真の“セイロンベンケイソウ”の成長です。「外来種なのになぜ?」と思われる方も
いらっしゃるとは思いますが、来月内地で行われるイベントに持参しようと計画しているから
です。11月3日、4日に千葉県我孫子市で行われる『ジャパンバードフェスティバル2006』に
母島観光協会も出展いたします。その際クイズの参加賞としてこのセイロンベンケイソウを
差し上げます。葉っぱを壁にピンでとめておくだけで葉から芽が出るので、島では“はからめ”
と呼ばれています。2月〜3月ごろ、釣鐘状にたくさんの花をつけます。
みなさん、クイズに参加しに来て下さい!ちなみに漢字では“錫蘭弁慶草”と書くそうです。
10月25日
 「おいしそうなキノコ」と言うのは冗談です。これはオオシロカラカサタケという毒キノコ。
熱帯から亜熱帯に分布し、食べると激しい胃腸系の中毒を引き起こします。
以前、知らずに食べてしまった島民が、ひどい下痢が止まらなくなり、着られなくなった
昔の服が着られるようになったなどという笑い話もありますが、みなさんは見つけても
決して食べないで下さい。このキノコ、母島ではその辺に普通に生えています。写真は
評議平のグランドの片隅に生えていたものです。とにかく、シロウトはその辺に生えている
キノコには手を出さないほうが無難です。
「ダイエットに使えるじゃん」などとは決して考えるべからず。
10月26日
 いよいよ、11月3、4日の『ジャパンバードフェスティバル2006』が近づいて来ました!
といっても内地の方にはそんな実感はないかもしれませが、そこは週に1便か2便しか
船がない小笠原。イベントに間に合わせるには28日出港のおがさわら丸に荷物を
乗せなければなりません。となると、母島では明日中に荷物を発送しておかないと間に
合わないのです。あとは先日ご紹介した“はからめ”を明日500枚袋詰めして、発送準備
完了です。イベント当日が少しでも暖かい事を願いつつ、袋詰めを頑張りたいと思います。
みなさん、是非是非イベントに足をお運び下さい!
10月27日
 最近、船客待合所の前の沖港で、カツオドリをちょくちょく見かけます。上空を旋回して、
垂直に海面に突っ込んで行く様は、愛嬌のあるあの顔からは想像できないほどの
カッコ良さです!通常親鳥は9月ごろに小笠原より南に飛び立ち、その年に生まれた
ヒナたちは11月頃に巣立つ様です。しかし、翌年の1月、さらに1年中小笠原にいる個体も
中にはいるそうです。写真のカツオドリはどちらなんでしょう・・・?
どちらにせよ、南崎や父島の南島まで出かけないでも、すぐ近くで観察できるようにして
くれているこの子は観光客思いのいい子です!できる事なら南に行かないで!と、
勝手な事を密かに願っています。
10月28日
 湾内にサッパとメアジが入ってきています。通称「小岸」と言われている前浜の岸壁では、休日釣師達が今晩のおかずを釣ろうと集まってきました。サッパは島ではイワシと言われていますが、瀬戸内海でママカリと言われている魚と同類です。
 サビキといわれる、針が7つほど付いた仕掛けで釣るのですが多い時には一回に5匹ほど釣れます。群れに入れれば釣れるのですから皆、夢中になります。このサッパの特徴はなんと言っても美味しいこと!刺身、酢ジメ、南蛮漬けなどなど。サビキ代と錘代でしめて約400円。この金額でバケツ1杯釣れるのですから人気なのもうなずけます。但しサッパ釣りにも上手い下手があるのであしからず。
10月31日
 母島では珍しいビョウタコノキの花が咲きました。蜜が甘いのでしょうか、回りをたくさんのハチが飛び回っています。島に生育しているタコノキは固有種ですが、このタコノキは園芸種として誰かが持ち込んだものでしょう。島ではアカタコと言われていますが、数が少ないので本当のところはわかりません。
 タコノキは雌雄異株で、雄株は穂状の花をつけるので、このビョウタコノキは雄株だと思われます。
 よく見ると白い花弁のようなものがひらひらときれいです。蜂を呼び寄せていますが近くに花粉をつけるための雌株がないのでどうするのでしょう。
10月20日〜