1月10日〜
1月10日
 ここ数日、めっきり寒くなった母島。温かい飲み物がとてもおいしく感じられ、観光協会の事務所でもお茶をするのが日課となっています。
 今日のお茶はなんと母島産のコーヒー。勿論オーガニックです。作っている方からおすそ分けしていただきました。去年の台風のため量も少なく、希少なコーヒーです。今日は休みのはずのスタッフまでこのために事務所までやってきてしまいました。
 「酸味が強い」と聞いていましたが、そんな事は全くなくコクもあり、飲みやすく、バランスの取れたとってもおいしいものでした。
 と○やの羊羹に貴重な母島コーヒー。なんとも優雅なおやつの時間でした。
1月11日
 「メグロが合コンしてたよ」
今日の母島ネタを探す私の前で、山から帰ってきたガイドのひと言でした。「?」・・・いったい何のことかというと、繁殖期(4月〜7月)を控えたメグロが結婚相手を見つけるために群れを形成し始めた、ということでした。あちらこちらから相手を探す鳴き声が聞こえ、相当にぎやかだったそう。
 人間から見ると皆同じ顔に見えますが、やはり「かっこいい」「かわいい」「きれい」があるのでしょうか。理想の相手がみつかるといいですね。
                                       写真: メグロのカービング
                                         故 諏訪 真氏/制作・寄贈
1月12日
 船客待合所付近にツルナを見つけました。いつもよりヶ月近く早いようです。もう春の予感?先日の七草粥には、コオニタビラコとカラシナを入れましたがもうちょっと早く生えていたらニュージーランドほうれん草と言われるツルナも仲間に入れる事ができたのにとちょっと残念です。
 全国的でしょうが母島も今年の冬は暖かく、メグロの繁殖時期も早まりそうです。シギやカモの仲間も渡ってきて前浜やダムはいつになくにぎやかです。
1月13日
 今日は久々に半袖でも大丈夫なくらい暖かい日となりました。
海もよく澄んでいて、スノーケリングに出た人もいたようです。
 今日は16:30から「どんと焼き」が始まりました。前浜に置かれたドラム缶でお正月飾りを燃やし、その周りでお飾りのもちを焼き、青年会が作ってくれた芋煮を食べる・・・というものですが、今年はタイミングよく(?)北西太平洋での地震が発生し津波注意報が発令されたので、役場前での開催となってしまいました。
 お飾りを燃すことはできませんでしたが、台所が使えたため揚げ餅も作れ、子供達はうれしそう。いっぱい食べて、今年も無病息災をお願いしましょう。
1月14日
 ゲートボールはお年寄りのスポーツ?いえいえ、小笠原では老若男女みんなで行うスポーツなのです。
 「お前、俺の球を追い出す気か?」「エー、先生、そんなことするのー?」 大人も子供も、先輩も後輩もありません。4つあるコートのそこかしこで頭脳戦・心理戦が繰り広げられ、ゲートを通るたび、相手の球を追い出すたびに歓声が上がります。
 午前中に予選、午後から決勝リーグと1日がかりのイベントです。子供達も頑張りましたが、優勝・準優勝とも大人のチームとなりました。出場者の皆さんお疲れ様でした。今晩のビールはきっとおいしいことでしょう。
1月15日
 ははじま丸に次いで、共勝丸が出港して行きました。ご存知の方も多いと思いますが、今日出港のおがさわら丸は竹芝到着後、ドック入りで29日の入港までおがさわらには戻ってきません。この共勝丸が23日に戻ってくるまで小笠原はまさに“孤島”です。実は観光協会のプリンターが故障し、内地に修理に出しておりましたが、本日修理が完了したと連絡が入りました。しかし!到着するのは29日のおがさわら丸だそうです。とは言いながら当の島民は慣れたもので、大騒ぎになるわけでもなく、いつもどおり、のんびり静かな日常が流れています。いつでも好きなときに好きなものを好きなだけ手に入れられるようになったこんな時代。ちょっと昔のちょっと不便な生活を今一度振り返ってみるのも良いのでは…などと思いますが、みなさんはいかがでしょうか?
1月16日
 おがさわら丸がドックに入る便はドック便と呼ばれ、しばらく船が無いため宿泊施設の人や漁業者など多くの島民が休暇をとり上京します。島は心なしか静まり、いつも以上にゆったりとした時間が流れています。
 そんな時間が流れる中、今日の海は大変穏やかでお天気も上々。夕方の空はきれいに焼けて港の中まで赤く染まっています。本来の色が写せず残念ですがこの10倍、いえいえ、100倍美しいのです。
 島に暮らしている喜びはこんなところで感じます。しばらく船が来なくて不自由しても何てこと無いと思う瞬間です。
1月17日
 待ちに待ったホエールウォッチングの時期の到来です。年末から目撃情報はちらほら入っていたのですが、先週くらいからブリーチ(跳躍)目撃者がどんどん増えてきました。話を聞くと、親子のクジラだった・3頭いた、何度もブリーチしていた、というものが多い様です。
 昨日も「前浜から跳んでいるのが見えた」という情報をもらったので、事務局から平島方面を見つめているとブロウを発見!!急いで双眼鏡を引っつかみ、テラスへ飛び出ししばし見学。ブリーチはしてくれなかったけど、その後何度も姿を見せてくれました。
 待ちに待ったこの季節、次の休みは御幸の浜に行くか鮫ヶ崎に行くか・・・。本と双眼鏡を持って出かけることにしましょう。
1月18日
 観光協会裏にガジュマルの樹があります。今赤い実がまっさかり。鳥達が群がり事務所にいてもピイピイうるさいくらい鳴き声が聞こえます。南の景観を作るガジュマルの樹は、締め殺しの木とも言われ他の樹木に巻きついて殺してしまいます。この木のように広いところに単独で植えられているものは鳥のよい餌場になったり日陰を利用した休憩場になったりと人々に喜ばれています。乳房山に行くと大きくて見事なガジュマルが見られます。これも戦前、人家の日よけとして植えられたものです。本来なら手入れをされてここまで大きくはならないことでしょう。空白の何十年かで大きく成長したのです。
 20日(土)の朝7時30分からFM横浜で小笠原スペシャルと題して母島が紹介される予定です。ガイドの日記帳でお馴染みのエスコートhiloloが出演します。残念なことに小笠原ではFM放送が入りません。早起きの方は是非耳を傾けて下さい。
1月19日
 島の特産品として思い浮かぶのが“パッションフルーツ”“島レモン”“島トマト”!という事で、ぼちぼち島トマトの季節がやって参りました。今年は台風の影響で島レモンが出回らなくて、贈り物として送る事ができなかった方も多かったようですが、トマトは大丈夫そうです。例年おがさわら丸のドッグ明け辺りからが発送開始になるようです。いわゆる“フルーツのように甘い”「もも太郎」はじめ、ミニ、ミニより少し大きいミディ。母島のJAからの直送もありますので、是非お問合せをしてみて下さい。専門的なことになりますが、接木を必要としない自根栽培トマトだそうです・・・(?)まっ、何はともあれとっても甘くておいしいのは間違えないです!太鼓判!!