5月10日〜
5月10日
 母島ではあまり見かけないモンパノキが花盛りです。場所は沖港からまっすぐ行った小笠原支庁母島出張所に続く階段の中ほどです。島ではメガネノキとよばれています。材をきると中が空洞になっています。といっても切って見たことはありませんが。
 輪切りにした木にガラスをはめ込み水中眼鏡として使っていました。だからメガネノキ。昔の人の単純で解りやすい命名には感服です。ロース記念館に昔の水中眼鏡が展示してありますので興味のある方はご覧下さい。

                         今日の天気24度 雨のち曇りのち雨
5月11日
 先日1冊の書籍が観光協会に送られてきました。文藝春秋から出ている『旅で見つけた宝物』という本です。フリーアナウンサーの青山佳世さんが書かれた本で、著者がNHKの番組などで訪れた全国の町や村、そこで出会った人々の事がえががれています。この中に小笠原も登場しています。母島では某お宿のご主人の事が書かれております。この本の内容は取材当時のお話ですので、ちょっと古いのですが、最近でも何件か母島にも取材が来てくれています。『R25』『どうぶつ奇想天外!』『オズマガジン』。しかし、母島での天候がいずれもいまいちで、本当に残念です。少しでも魅力的な島に母島が見える様な記事、番組になれば、と願うばかりです。
                    
           今日の天気24度 晴れ時々曇り
5月12日
 まだ梅雨入り前なのか、本日は快晴の母島。そんな中、ははじま丸に牛が2頭乗せられて行きました。人間というものは勝手なもので、普段、牛だ豚だ鶏だと肉をくらっているくせに、直にこのつぶらな瞳を見てしまうと「ちょっと、かわいそう」などと思ってしまいます。アカギ、アフリカマイマイ、オオヒキガエル。人間が持ち込んでおいて、時がたてば“外来種”として駆除の対象にする。本当に勝手といえば勝手な話しです。ただ、確実に環境が破壊されてきている現在としては、やはりこれ以上環境に負荷をかけないよう、少しでも人間が手を加える以前の姿になるよう努力していく事も重要なことだと思うのですがいかがでしょう…?などと港の2頭の牛を見ながらしばし、考えてしまいました。

                             今日の天気25度 快晴
5月13日
 昨日に引き続きよく晴れ、好天の週末となりました。いつもながら出港後はのんびりムード。子供達は岸壁でくつろぎ、画像ではわかりづらいですが大人たちも前浜のシャワー室でまったり。そういえば、先週の日曜にこのコーナーで画像をアップした沖港対岸の岩場で遊んでいるように見えた子供達、しっかりちゃっかり“獲物”をゲットしていたそうです。「穴ダコ」です。港の目と鼻の先で大人たちは意外にいかないようで、穴場になっているようですが、採ってしまったばかりなので、しばらくはいないでしょう…残念。

                             今日の天気25度 晴れ
5月14日
 村役場駐車場横の名物タマナの木がすっきりと切られてしまいました。タマナは直径2センチぐらいの実をつけ、それが季節になると落ちるのです。そして葉っぱも。掃除が大変だというのでばっさり切り落としたのですが、掃除の当事者でない島民としては大きな木が切られる事に一抹の寂しさを感じます。
 タマナという呼称は島名で、テリハボクという樹です。防潮、防風林として、また、土地の境界線として植えられていました。御幸之浜へ抜ける遊歩道にはタマナに両側を囲まれた素敵な小道があります。
 ミクロネシアのとある島にはタマナの大木に「玉名」と日本語で書かれた樹名板がありました。
                                     
今日の天気25度 晴れ
5月15日
 ポーといつもより5音階ほど高い汽笛がなりました。今日からドック入りしているははじま丸の代わりにゆり丸が活躍します。船体が高くデッキの感じも遊覧船のようです。波に弱くははじま丸より揺れるのでゆれ丸などという島民もいますが、凪ぎの日は船体が高いためいつもと景色が違って見えて快適との声も聞かれます。しかも、ははじま丸より10分だけ長く乗っていることが出来ます。
 ははじま丸がドックから帰ってくるのが6月上旬です。ゆり丸に乗船希望の方はお早めにどうぞ!

                              今日の天気26度 快晴
5月16日
 先日、14日に属島の鳥の調査に同行してきました。父島にある小笠原自然文化研究所によるクロアシアホウドリなどの調査でした。クロアシアホウドリは姉島の南鳥島、妹島の鳥島で繁殖が確認されていますが、上陸も難しく、上陸したとしても他の海鳥達の巣があちこちに地雷のようにあり、普通の方が上陸すると巣を破壊しまくってしまうため、上陸は厳しく規制されています。今回は南鳥島で3羽のヒナ(ヒナといってもかなり大きくなっていますが)2個の放棄された卵。鳥島で4羽のヒナ、1個の死卵が確認できました。南崎同様、これらの鳥達の営巣地を末永く守っていかなければと思いますので、皆様もご協力、お願い致します。

                              今日の天気25度 曇り
5月17日
 今日の母島コーナーに「昨日の南崎」登場です。梅雨に入ったような陽気が続いていましたが、昨日は久しぶりにお天気になりました。池と名がついていても草地になっている南崎手前にある蓮池に水が溜まって池になっています。緑の草に囲まれた青い空を写す水のある風景は心和みます。母島には”池”というものがなく、陸上の水のある風景というとダムになってしまいます。
 さて、蓮池ですが、昔ハスを栽培していたということはないようです。戦前繊維作物としてオオサンカクイを栽培していました。池の奥に見えるのがオオサンカクイです。

                           今日の天気26度 曇り一時雨
5月18日
 何気なく見落としてしまいそうな小さな花が咲いていました。固有植物ツルワダンです。海岸付近の崖のようなところに見られるためあまり目にする人はいないかもしれません。直径1.5cm程のキク科とすぐわかる花をつけます。
 母島にはワダンノキという世界にも類を見ない貴重な固有植物がありますが同じキク科でもまるで違います。また、ツルアダンなどというものもありそれはツルダコでタコノキ科です。一文字違うだけで大きな違いになります。ややこしいですね。

                          今日の天気26度 曇り時々晴れ
5月19日
 台風が近づいています!台風2号が進路を東よりに変え、22日あたりに小笠原に近づきそうです。そんな中、前浜でアオウミガメの卵の移植作業が、クラブノアさん、母島小学校の児童達で行われました。昨晩産卵が行われたようなのですが、野性のものに関しては規制もあり、人間は手を出さないのが基本なのです。しかし、今回は波打ち際からあまり離れていないこと、台風が来れば水没してしまうこと、から緊急移植が行われました。卵の場所を特定するのに少し時間がかかったらしく、見つかった時には児童から歓声が上がったようです。このあと無事に孵化してみんな海に返して上げられるといいなぁ…などと思いつつ、今年初接近の台風2号が気がかりです。

                          今日の天気27度 曇りのち晴れ