5月20日〜
5月20日
 沖港船客待合所内で、新たな展示がスタートしました。小笠原自然文化研究所(IBO)を中心に行われているノネコ対策に対するパネル展示です。すでにご存知かとは思いますが、小笠原では野生化したネコによって貴重な鳥達が大きな被害を受けていました。それを防ぐために、どう猛な野生ネコを捕獲し、東京獣医師会のお医者さん達の協力でリハビリして、もとのペットとしてのネコに戻ってもらう取り組みをしています。小笠原で捕獲された野生猫の現在の可愛い、幸せそうな姿も見られます。父島で一度展示されたものですが、まだの見てない方はぜひご覧下さい。
ところで、台風2号が徐々に近づいてます。ムムムッ・・・。

                         今日の天気24度 曇り一時雨
5月21日
 空は黒い雲に覆われていた。台風が近づいているというのに港は驚く程静だった。風向きのせいだろうか。明日には轟音とともにうねりが岸壁に押し寄せてくるだろう・・・。「キャ〜!!」その静けさを切り裂く女性の叫び。駆けつけてみるとトイレの便器の中に黒い物体が!!!そこにあったのは、「オーストンウミツバメ」でしたって、なにもお前、そんなとこに入らなくても…。いくらウミツバメで水が嫌いじゃないからって…。ほんとに人騒がせです。この後捕獲はしましたが、怪我もないようだったので、そのまま外に放してやりました。大きな大きな水溜り“海”向かって元気に羽ばたいていきました。台風2号に負けるなよ!

                         今日の天気22度 雨
5月22日
 台風2号はさりげなく母島を通過しました。パッションフルーツの収穫時期をひかえていた農家の方々は、ほっとしていることでしょう。台風後の巡回に出ていた方が風で飛ばされたヒナを保護したと持ってこられました。まだ目も開いていないメジロのヒナです。
 巣から落ちたヒナはどこへ落ちても親鳥が探し回って餌を運びます。ですから拾ってはいけないのです。元の場所に戻すにも時間がたってしまうとヒナを探していた親が、いないと判断してしまい探さなくなってしまいます。巣から落ちたヒナは決して拾わないでください。大丈夫、母親が何とかします。
 とりあえずバナナをあげて様子を見ています。その後子供達が虫を持ってきてくれました。餌がほしくて黄色いくちばしを開けてねだる姿はとてもかわいく、くしばらくは母観で大事に育てましょうか。でも「今日の母島」が飼育日記になってしまったらどうしましょう。

                         今日の天気22度 曇り一時雨
5月23日
 「今日の母島」改め、「今日のチッチちゃん」をお送りします。
あ、名前は鳴き声より『チッチ』と命名されました。
 今朝は昨日のバナナの残りを食べ、その後きな粉と蜂蜜を混ぜたものを与えましたが、いまいち食欲が・・・。しかし、小笠原自然文化研究所(i-Bo)より人工飼料が届き、それを水でふやかして与えると目を見張る食べっぷり!でした。
 目もパッチリと開いてきて、バードコールに反応するようになりました。ウンチもいっぱい出ています。伸びをするように羽をばたつかせたり、「チッチ、チッチ」鳴いてはご飯を要求したりとかわいらしさを振りまいています。
 あっ、また「お腹すいた〜」と呼んでいます。急いでご飯をあげなくては!

                         今日の天気24度 曇り
5月24日
 南崎の海岸、遊歩道を抜け海岸に出た左手少し奥に石垣があるのをご存知でしょうか?実はこれ、戦前のクサヤ工場の跡なんです。「えっ!母島でクサヤ?」と思われるかもしれませんが、つくっていたんです。戦前には北村にも工場があって、けっこう盛んに作られていたようです。戦争によって中断されてしまったのですが、返還後クサヤ作りは再開されました。しかし、平成元年頃、製造中止になり、その後父島のクサヤ作りも中止になって小笠原のクサヤは消滅しました。この石垣を眺めながら、かつての母島クサヤの味を懐かしむ人がいるとかいないとか・・・。

                         今日の天気25度 晴れ一時曇り
5月25日
 再び『今日のチッチ』です。
昨日は元気だったのに今朝はぐったり、動きが鈍く、顔を上げないチッチちゃん。「これはもしや・・・!」と最悪の事態を想像して大慌て。急いで鳥獣保護員に連絡し、対処法を聞く事にしました。
 可能性としては@冷えた A脱水症状ということなので手の中で温め、スポーツドリンクを薄めて飲ませました。しばらくするとかなり元気に餌をねだり始め、一安心。午後にはとっても元気になり、飛ぶ練習でもしているのか羽をばたばたさせていました。
 もうそろそろ飛ぶ時期が近いというので止まり木を作ってみました。最初はへっぴり腰でふらふらぐらぐらしていましたが今はすっかり落ち着き、お気に入りのよう。木の上で眠っていますが、落ちないように気をつけてね、チッチちゃん。
5月26日
 今便のおがさわら丸は硫黄島クルーズのお客様を乗せた便ですが、本日、そのお客様の一部の方々が母島へ日帰りで来島されました。不安な空模様でしたが、なんとか持ちこたえ、島内観光などを楽しんで頂けたようです。そのお客様達を乗せて戻る、ゆり丸出港直前に2艇のディンギーが現れました。お見送りか?と思いきや、ゆり丸出港後に一騎打ちのレースが開催されたようです。
本日は風も強めで、ディンギーレースにはまずまずのコンディションだったのでしょう。ゆり丸がいなくなった沖港をかっ飛んで出港していきました。(残念ながらレースの結果は確認できず・・・)

                          今日の天気26度 曇り一時晴れ
5月27日
 今日は曇りで一時強く雨が降りました。沖縄は“梅雨入りした模様”との発表が有りましたが、小笠原はどうなったのでしょう?ひょっとして気づいていないだけで、発表はあったのでしょうか。まあ、それはさておき、先日の台風も運良くそれて、またまたパッションの時期になりました。一時は台風にやられるかとの不安も有りましたが…。おがさわら丸出港前のゆうパック、宅急便の締め切り間際にはパッション入りの箱が山積みになっています。写真は傷がついたりして売り物にならないものをおすそ分け頂いた物です。隣りのちょっと小ぶりなゴーヤもおすそ分け。おすそ分けでおかずとデザートの出来上がり!なんてね。
                          今日の天気24度 曇り一時雨
5月28日
 オオハマボッスの花を見つけました。崖や岩場で見かける花です。残念なことに遊歩道沿いでは見られません。花をよく見ると可憐な形をしています。白い色と相まって風に揺れる風情は清楚な美人のようです。南の島の固有植物は白い色が多くあまり目立ちません。でもよく花を観察してみると一つ一つがきれいな形をしています。
 来月になるとそろそろ乳房山にはハハジマノボタンが咲き始めます。こちらは固有種には珍しくピンクの花びらで、登山者の目を楽しませてくれます。

                          今日の天気25度 晴天
5月29日
 今日は出港中の割に見送りの人の数が多いなあと思っていたら、母島小学校4〜6年生が移動教室に出かけるとのこと。授業は午前中で終了し、午後2時の船に乗って父島へ。今日・明日と2泊し父島各施設の見学や、父島小学校への体験入学もするそうです。
 同じ『小笠原村』でありながら2時間以上かかり、船でしか行けない隣町(島)。母島と違うところがたくさんあることでしょう。「何度も行っているよ!」という子もいるでしょうが、いろんなものを見て、新しい父島を見つけて帰ってきて欲しいですね。

                          今日の天気27度 曇り一時晴れ
5月30日
 本日14時出港のゆり丸。空模様が怪しいぞ〜と思っていたら、きました!突然のどしゃ降り。まるで乗船時間を知っていたかのようなタイミングです。父島へ行く人は急いで船内に、見送りの人は走って船客待合所に避難しました。
 出港時には雨はだいぶ小降りになっていましたが、風は強く吹いており、この間の台風2号よりよっぽど台風がきたような雰囲気。ゆり丸に乗った皆さん、結構揺れたのではないでしょうか。
 明日のほうが天気が崩れる模様ですが、なんと言っても入港日です。お客様と荷物を載せて頑張ってきてください!ゆり丸!!

                          今日の天気26度 曇りのち雨
5月31日
 鳥話が続いて恐縮ですが農業者が飼っているロードアイランドレッドという鶏です。ニワトリの餌を山のネズミが食べてしまうので餌を取られないように工夫したところ裏目に出てしまい生後30日で来て飼い始めたひよこを次々と食べられてしまったそうです。困った飼い主は残った4羽のひよこを家で飼うことにしました。我が協会のチッチのように人になついて肩に乗るようになりました。肩のりコッコはちょっとしたアイドルです。が、それは何週間前までで現在生後70日位。かなり大きくなっています。写真を撮ろうと思い子供達に頼んだのですが怖がって肩に乗せてくれません。
 雌鳥ですのでそのうち卵を産みます。それがまた孵って、とずっと続くといいのですが。

                          今日の天気26度 雨のち晴れ